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2008年05月 アーカイブ

2008年05月11日

母の日終了のお知らせ

矢祭園芸の母の日が終了しました。

今回産地直送の分だけでおおよそ6000個
やりました。

箱の構造の問題や出荷商品の生育の遅れなどで
何軒かの方にクレームをいただきました。

今後改善できるように頑張っていきたいと
思いました。

数年前から本格的な母の日の産地直送を
始めました。

A社ではC7番のハウスをフルに使った梱包

B社ではヤマトさんのサポートでA3のハウスで梱包

産地直送の要望はたくさん寄せられているのですが、
なかなかすべての要望にこたえられないのが残念です。

2008年05月16日

タレこみ情報

母の日の送りについて書こうと思ったのですが、
それよりもっと面白い情報がある方から入ったので紹介。

ある方がある花屋さんに行ったようでそこでの会話

第一園芸さんのページを見てブリエッタを買いに行ったらしいです。
国立駅北口から徒歩20分で近くにサンクスのある花屋さんに。

以下会話

『矢祭園芸のモノは置かないのですか?』
矢祭園芸、知らないってさ。

『シクラメンのチモっていうのが人気みたいですよ』
『きいたコトないですね〜。どんなのですか?』
『花粉がでない、八重のシクラメン』
『あ、そういうの興味ないですから。八重のはウチにも沢山あるし。』
『いい香りなんですって』
『香りのいいのは沢山ありますからね〜』
『マジカルチュチュの会社ですよ〜』
『あ〜、マジカルチュチュか〜。知ってますけど〜、そういうの全然興味ないですね〜』

『Aフラワーマーケットの四葉のクローバー、置いてます?』
『?黒いの?』
『わかんない。連日新聞に載ってるの。』
『多分、たいしたコトない、ただの草ですよ。』
『うん。私もそうは思ってるけど、広告がうるさいから、一度見てみたくて・・・』
『なんかぁ、そういういいかげんな商品がその場その場であるんですよね〜
 ケイトウのケーキとかね、ああいうのは〜、ちょっとね〜』 ケイトウケーキ、別な店にあり。
『私も、ケイトウのは、ちょっとね・・・・』
『ウチは、いいものしか置くつもりないですから』

だから矢祭園芸 知らないって。

以上会話

これを読んでついつい笑ってしまいました。

幸せ見つけたの岩手の佐藤修二様も
ケイトウのケーキの茨城のゲブラナガトヨ様も
八重咲きシクラメンチモの福島の矢祭園芸も

頑張ってはいるのですが

やはり

まだまだなんですね。

どのようにしたら知ってもらえるのか真剣に考えてしまいます。


お話をうかがう限り
香りの良い八重咲きシクラメンて沢山あるんですね。
知ってる限りでは

群馬の坂本様の八重咲きシクラメン「ウインク」
普通のシクラメンでは「リーガルシリーズ」と
坂原さん作出の「ブリティッシュビクトリア」
金澤美浩の「チモ」
くらいしか見当たりません。

少なくても八重はウインクとチモ位
一重ではワインの香り、真綿の香りなどなど数種類ですが。

でも、大田区、川崎、埼玉、青梅、千葉、長野から仕入れているようなので
あまり接点がないのかもしれませんね。

ではでは

2008年05月20日

母の日の産地直送について

オランダに帰ってきました。

行く前は花畑になりそうな感じだったのですが

この数週間で一気に花がなくなりました。

残念。

さて、今年の母の日の送りなのですが

今回きたクレームで一番ショックだったのは

「花が咲いていない」

というクレームでした。

主は岩手の方からでした。

今回母の日明けに岩手に行く機会があり

市場に立ち寄らせてもらい、

岩手県で喜ばれる花の咲き具合は

ということである方に教えてもらいました。

「咲きすぎと思うくらいがよい」

とのことでした。

なぜなら岩手は春が遅い分

母の日の辺りは庭で花が咲いていない。

つまりこの時期、咲きすぎの花は逆に

喜ばれるとのことでした。

温度が低い分花の開花が進まずということ

一理あります。

各市場毎地域で好まれる咲き方があるようで

それは直接市場に問い合わせなければいけないと

思いますが、一例をあげれば

南ほど2輪、3輪で良いとのこと。

温かいのですぐに咲くため

せっかくもらった花の観賞期間が短く

最終的にクレームの対象になることとが

多いとのことでした。

来年は少しこのことを踏まえ

送り状を北と南で2つに大きく分けようかと

考えています。

この辺はやはり大切なはずです。

で、最近生産者により産地直送の

システムを取り入れたい販売側の方が

いるようで、なぜか?

産地直送は生産者で梱包し、

そのまま発送です。

しかし一般的な配送は

生産者から配送センターに運ばれ、

そこで梱包して配送。

結果的に配送時間が生産者からの場合だと

ハウスから最長2日(遠隔地)。

もう一方は

ハウスから最長4日(遠隔地)

鮮度の面からみても全然違います。

花の傷みのクレームも産直の方が

よいのです。

ただ、産直の問題はあります。

やはり、これ、生産者の体制
  ほとんどの場合生産者の体制が整っていないことが多いです。矢祭園芸でもやっていますが、やはり、配送を専門でやっているわけではないので場所の問題が出てきたり、人件費の問題が出てきたりといろいろ面倒なのです。矢祭園芸では近くのヤマト営業所との関係を大切にしてきた経緯もあり、営業所からの協力体制が整っています。しかしながら、地域によっては非協力的という話を聞きます。

面倒であるのですが、実際のところ、

最終的にお客さんに届くのには非常に良い面があります。

特にカーネーション。

後で何かの記事にしますが

カーネーションの開化には光が非常に重要です。

3日光が当たらなければ

つぼみは花にならないかも・・・

というくらい大切です。

最終的に客の手元に到着するランタイムを

短くすればするほど

配送後にきちんと開花する確率が上がると

いうわけです。

まあ、今日はこんなもんで許してください。

ではでは

母の日カーネーションがつぼみで咲かずに終了してしまう人へ

本日2つ目。


カーネーションの花がつぼみのまま花を咲かせずに

終了してしまったことはないでしょうか?

原因は2つ

・光不足
・エチレン

これについて矢祭園芸の社長に聞きました。

まず前者について

カーネーションの花のでき方は品種によるのですが

2通りあるようです。

1、はじめからタイプ

2、後からタイプ

だそうです。

つまりつぼみが膨らむのと同時に花弁ができる派

つぼみはあるのだけれど中身はまだよ派

前者は普通に咲くのですが

後者はつぼみができてからしばらく咲かないようです。

どちらも光が必要なのですが、後者は

光が絶対に必要

カーネーションの花弁は

光が作ります

これが絶対に不可欠要素だそうで、

これをしっかり当てないと周りだけ膨らんで

肝心の中身はスカスカだそうです。

前者も光が当たらないと

中途半端に咲いて終了とのことです。

次に「エチレン」

カーネーションはエチレンガスをたくさん出します。

しかも自分から。

エチレンはカーネーションを触ったり

無駄に動かしたりすることで発生します。

これにより蕾の老化が進み

咲かずに花が終了してしまうとのこと。

ではでは

解決編。

どうしたらもらったカーネーションをうまく咲かせるか。

置き場所は
午前中3時間くらい
光が十分当たる
風通しの良い窓辺

だそうです。

光は約3時間位午前中に当たれば十分だそうです。

温度は室温でOK(らしい)

空気は流れたほうが良い。


そんな場所ないよって方

外に持って行って光だけでもあげてくださいね。


そうそう、宅配で長時間かかったものに関しては

気を付けてください。

なので、宅配で届いたら

しっかり光を与えてあげましょう。

ではでは

間違いあったら連絡ください。
社長から口頭で説明を受けたものなので記憶違いの部分も
きっとありますので。

大樹

2008年05月23日

キッチンガーデンリターンズ

記事 フランス

「見出し」
フランスのマーケットは今後野菜、ハーブなどは疑うことなく今後5年間に60%のマーケットの増加を確信している。ある大手メーカーはSalon du Vegetalが新しいマーケットになる。

「内容」
消費者によって行われた健康でおいしい商品のリサーチによると、伝統料理の復興や野菜の店頭価格の上昇などから野菜やハーブの需要が今後見込まれるとしている。キッチンプランツのフランス国内のマーケットは35億ユーロと試算している。スター商品は葉菜類、トマト、ポテト、ラディッシュ、ハーブである。キッチンプランツは種から育てられた商品で6〜10入りのトレイと最大10cmポットの商品が生産者より販売されている。一番努力を払われているのは、そのパッケージである。数件の生産者では商品にテーマ性を持たせての販売や植物を上手に育てる方法やその植物を使ったレシピまで載せている場合もある。


以上記事引用。

日本も野菜が人気のようですが、まさかその要因に「伝統料理の復興」というものはないですね。
日本の場合は「食の安全」が先に来るようです。

見せ方を工夫することやテーマ性を持たせた販売というのは、
非常に大切だと思いますが、

花苗ですらそこまで行っているケースはまだまだ少ない訳で
野菜苗でそこまでいけるのか?もしくは消費者ニーズがあるのか?
まだまだ考える余地はあると思います。

やはり植物の販売もどんな商品と同じように「プロダクツサイクル」が
あり、そのセオリーに乗らなければ一過性のブームに終わってしまうのでは?
と考えます。実際のところはどうなのかは現在蚊帳の外の人間なのでわかりませんが。

2008年05月26日

ゼラニウムの歴史

記事より

スウェーデン
スウェーデンは非常に長い国でおおよそ1500キロ以上の長さを誇ります。夏は非常に短いのですが、日長は大変長いので植物はよく育ちます。その証拠にスウェーデンの北では非常にビタミンCに富んだベリーが取れます。しかしながら、冬にはほとんど日の光がない状態になります。スウェーデンの南部ではオランダと比べておよそ30パーセント少ない光の量になります。北のはじではまったく光は差しません。つまり、これは冬場には生産者にとってある意味2つの選択肢しかないことになります。植物をそのままにするか、人工的に光を当てるか。

流通
 一般的なスウェーデンの生産者は家族経営です。その敷地面積は平均して3000平方メートル。スウェーデンの生産のグリーンハウスの面積はトータルで300ヘクタールしかなく、その50パーセントは南部にあります。約950ナーセリーがあります。しかしながら現在もその数は上昇しています。現在スウェーデンの生産者は国内において非常に良い位置にいます。つまり、その国の形ゆえにどこかから輸送される植物は非常に安いものであり、かつその品質はあまり良くないものがその輸送コストのゆえに国内に輸入されにくい。その結果国内生産の商品は国内消費にまわされ、輸入された商品の量も非常に限定的になっている(輸送コストのゆえに)
 それとは対照的にスウェーデンのポットプランツのマーケットを見てみれば、スウェーデン産がマーケット全体の50パーセントを占め、残りの50パーセントはオランダやデンマークより輸入される。それは、非常に需要がある、胡蝶蘭、バラなど非常にマーケットの大きいもののようだ。
スウェーデンでは輸出用の花は生産していない。そしてすべての切花は輸入に頼っている。例外的にチューリップは生産している。1億3000本のチューリップは国内生産のほかに輸入もされる。これからもわかるように、スウェーデンは非常に大きなチューリップの消費国でもあるということです。この長い暗い期間が人々にチューリップを買わせるということなのですw

ペラルゴニウムへの情熱
スウェーデンでは、多くのベディングプランツの中で、ペラルゴニウムがもっとも大切な花になります。それは国内生産1200万ポットのペラルゴニウムは人口900万人によって消費されるからです。ゼラニウムという花はスウェーデン人にとって心の花なのです。
Marbackaという品種はピンクの花で非常に長い茎を持つ品種です。この花はスウェーデンのノーベル賞作家のSelmaの家の名前からとられたものです。彼の奥さんのCarlが非常にデザインの良い凝った家に興味があり、彼女の望む家を作りました。また、IKEAのデザイナーは彼女のアイディアを沢山使いました。
 このMARBACKAゼラニウムは非常に典型的なスウェーデンの花です。彼らは非常にゼラニウムに興味があるために多くの人が古い品種から新しい品種、野生種とコレクターになっています。
生産者向けのヤングプランツは何人かの育種家によってもたらされています。Ficherはリーディングカンパニーであり、Silze/Haakは人気品種を元にマーケットシェアを伸ばしています。ほかの品種はSelecta、Pac、Dummenなどから紹介されています。約50パーセントから60パーセントが赤色のバラエティで占められています。


コメント
拙い翻訳で申し訳ないです。
スウェーデンにそんなマーケットがあるなんて知りませんでした。
正直驚きです。どおりでスカンジナビア半島原産のフウロソウの
類がたくさんあるのだとわかりました。
いづれにせよ1世帯当たりいったい何個のゼラニウムがあれば
気が済むんだって感じです。きっと日本でいう菊のようなものなの
でしょうね。それと一緒に、チューリップもたくさん売れるんですね。

ヨーロッパのマーケットからは結構遠い場所にある上
長い国なので郵送コストが意外な参入障壁になっており
地産地消的な販売になっているんですね。
これから、まだまだ輸送コストは値上がりする予感です。
輸入物はますます値上がりしそうですね。

ではでは

2008年05月31日

フラワートライアル2008 in オランダ

記事引用

Flower trial 2008
6月11日から13日にかけて鉢花花壇苗のトライアルがオランダで行われる。場所はアールスメア、ウエストランド、ヘンドリック。このトライアルはオランダの育種会社が集まり開催するものです。これはある意味一つの大きなジョイントプロモーションであり、生産者が簡単に来ることができるというメリットがあります。今回のトライアルのターゲットは、オランダ、ドイツ、フランスのヤングプランツのブローカーです。しかしながら、エキスポーターや市場関係者、ガーデンセンターのバイヤーもこの機会は逃せないとのこと

しかしながら実は全く同じ時期にドイツの育種会社も同じようなトライアルを開きます。お互いに知名度が低いので、それゆえに同じものとお客が混乱してしまうのでは?と関係者は言います。しかしながらこのようなジョイントプロモーションを行うというのは非常にやはりユニークであると思います。

今回のオランダとドイツのトライアルについてまったく違う点はオランダはある程度お互いの会社が集中しているので、簡単に見て周れるが、ドイツについては、各会社がとても離れているのでこれはまたちょっとした旅行になってしまいます。

Website http://www.flowertrials.nl
参加会社:Aartsen Young plants
Florema
Ball Holland
Beekenkamp
Ernst Benary Samenzucht
Combinations
Danziger/Imperial plants
Dummen
Fedes
Floewma Youngplants
Florist
Kieft pro seed
P kooij en Zn
M koppe
Moerheim New Plants
Royal van Zanten
Sakata Holland
Syngenta Seed
Fischer and selecta Klemm


コメント
 オランダ・ドイツの育種というものが世界に向けて発信するための戦略のようなものを感じます。各会社が個別にトライアルをするというより、むしろ、その国にある育種会社それぞれ競合でありながらも、仲間として戦略的に自国ブランドを底上げし、かつ各個自分たちの世界での地位を確固たるものにしていこうという考えが私は感じられます。

ドイツとオランダの今回の比較でもわかるように、九州位の大きさのオランダと日本と面積が同じドイツとではやはり、各会社を周る距離も違うようです。私の読んだ記事では、オランダと同じ日にやるなよといった感じのオランダ側からの視点で書かれていたので、これまた
「やっぱり仲悪いのか?」
と勘ぐってしまいました。

日本も今の時期にパックトライアルがあったりと時期的に集中していますが、やはりそれぞれの会社が距離的に離れているということもあり、なかなか開催されるすべてのトライアルに参加することは小旅行になってしまうので、やはり日本はやはりドイツ的なのか(地理的にも会社的にも)と思います。

一時期オランダの生産は高コストになってしまい、オランダに研修に行くのはあまりお勧めできないというようなことを耳にしたことがありますがここ5年でどうやらオランダは世界の育種品の情報発信の国になっているようです。

大学時代に製品の価格とその製品がどのように世界を移動するのか?というものを学びました。それによれば、はじめはその製品が作られた場所ですべての過程をその場所で商品化します。しかし、商品は価格的にコストを下げれば利益が出るので第三国に1部の組み立てを依頼し、これを繰り返し、最終的には、自国「キーパーツ」と呼ばれる企業秘密の部品のみの製造になるそうです。

ここからこのキーパーツは花の中ではなにかと考えると、やはり「親遺伝子」なのかと思ってしまいます。これさえ持っていれば。。。ってかんじかな?そう言って意味では世界的に進出する際には「育種」というものが必要と切に感じます。

まあ余談ですがアマリリスの球根ですら、現在はほぼ100パーセント南米で生産され最後だけ少しオランダで植えられ、そして世界中に販売されるとか。

これからオランダ研修する人もいるかと思いますが、生産ではなくどうやって「オランダ価格」で販売するのか?という切り口で見て周るのも面白いと思いますが。

ちなみに11日に何軒かまわってみようかと思います。もし興味がある方がいればご一緒にいかがでしょうか?

ではでは

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